10月13日(金)、本校生徒の日常生活や卒業後の職業生活の充実のため、卒業生が働いている事業所に訪問させていただき、働いている様子を見せていただいたり、会社の方のお話を伺ったりすることを目的に、PTA企業見学を実施しました。
保護者12名の参加があり、朝日印刷ビジネスサポート株式会社、株式会社不二越に見学に行ってきました。
朝日印刷ビジネスサポート株式会社では、朝日印刷株式会社の特例子会社として現在23名の障害のある方々が働いておられること、段ボール組立や清掃、ペーパーラボ業務などの多くの業務があること、また、働く方が安心して仕事ができるよう、一人一人の個性を生かし、働きやすい職場環境整備を工夫しておられることなどを教えていただきました。
株式会社不二越では、様々な産業用ロボットを中心とするNACHi不二越の商品や技術が展示してある貴重なショールームを見学させていただいたのち、自動車の中に100~150ほど使われているというベアリングを製造しておられる工場内を見学させていただきました。
見学の後には両事業所とも、卒業生との質疑応答の時間を設けていただきました。卒業生に対し保護者からは「働き始めて大変だったこと」「給与の使い道」「在学中に身に付けておくこと」等に関する質問がありました。
朝日印刷ビジネスサポート株式会社で勤務する卒業生は、毎日遅刻しないよう気を付けていること、給料の半分は親に渡し、残りは自分の趣味に使っていることなどを話してくれました。在学中同様、自分の言葉で明るく話している姿が印象的でした。
また、株式会社不二越で勤務する2名の卒業生は、在学中は流通班に所属しており、製品を大切にすることを作業班から学んでいたこと、就業体験で仕事を経験し、自分に合っていることや会社の雰囲気良かったことなどから入社を希望し、数回の就業体験を重ねたことなどを話してくれました。二人とも真摯に答えてくれる姿に、仕事への真面目さが感じられ、安心しました。
カレーハウスコロンブスさんでの昼食も、大変おいしく、テーブルごとの情報交換や日々の悩み相談も盛り上がっていました。
参加した保護者からは、「このような機会がないとなかなか見ることができないので、非常に有意義な見学ができた」「できることなら親子で一緒に企業見学をし、子供と就業体験等についても話し合いながら見学できるとよい」等の貴重なご意見もいただきました。
お忙しい中、ご対応いただいた事業所の方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。