令和3年度第1回学校見学会(中1、2対象)

6月22日(火)、午前は中 1 対象、午後は中2対象の学校見学会を開催しました。県東部の中学校や特別支援学校から、中学生とその保護者の方、教職員の方、合わせて70名の参加がありました。はじめに本校校長からの挨拶の中で、本校は自立と就職を目指す学校であること、先日行った就業体験では、事業所からもよい評価をいただいていること等をお伝えし、この見学会を進路について話し合うきっかけにしてほしいとお話ししました。

日程説明の後、班ごとに分かれて、作業学習の参観や施設見学を行いました。各作業班では本校生徒が内容等の説明を行いました。

<食品加工班>

衛生面での配慮から、食品加工室へ入室する際には、身支度や消毒を徹底しています。午前中は果物や野菜の加工を行い、午後からは使用した調理器具や調理台等の洗浄を行っています。

<木材加工班>

機械の大きな音がして驚いている方もおられましたが、生徒たち自身で安全に機械を扱い、製材等を行っています。7月に行われる「アビリンピック」に向けて、課題の練習をしている生徒もいました。

<環境班>

午前中は廊下・階段・トイレなど各自の分担箇所を清掃します。1年生も道具の使い方が上達し、黙々と作業に取り組んでいます。午後から、2、3年生が中庭の実習地で芝生の手入れを行っていました。暑い中でも、集中して作業していました。

<流通班>

午前中は、全員でプラスチック製品のバリ取り作業に取り組んでいます。午後は、ガスメーターの分解、ガスメーター取扱説明書やアメニティセットの袋詰め等、細かい作業に丁寧に取り組んでいます。

<福祉班>

午前中は、受託作業「おむつたたみ」やベッドメイキングの作業をしました。午後は、車いすの実習でした。車いすの実習の際には被介護者に安心感をもってもらうために、「動きます。」「少しゆれます。」など言葉掛けをしながら操作しています。

その後、全体懇談会を行いました。教頭から本校が対象としている生徒についてや特色ある学習内容等について説明しました。また、進路指導主事より、本校の進路指導についてや事業所が求めている人物像等についてお話ししました。

また、午後の部では、中学生と作業学習参観の振り返りをしたり、本校での生活の様子をスライドで説明したりしました。休憩時間が終わる時刻を時計で確認し、着席している姿から、日頃から時間を意識して生活している様子がうかがえました。

また、個別相談を、中1の希望者の方と、中2は参加者全員の方と行いました。短い時間でしたが、「とても親切に話してくださり、分かりやすかったです。」等のご感想をいただきました。

午後の部では、部活動見学がありました。雨がちょうど上がり、陸上競技部はなんとか外で活動することができました。部活動には必ず入ることとはなっていませんが、多くの生徒たちが入部し、体を動かしたり、好きな活動に取り組んだりしています。

参加者の方からは、「挨拶が素晴らしかったです。気持ちよい挨拶や、家でのお手伝いをがんばります。」「作業参観では、生徒さんがとても自信をもって作業し、説明してくださる場面もあり、本当に頼もしく、感動しました。」との感想をいただきました。
次回、9月21日(火)午後(中2対象)、22日(水)午前(中1対象)・午後(中3対象)に、第2回学校見学会を行います。教科の授業の様子を参観していただく予定です。参加を希望される方は、在籍する学校を通じてお申し込みください。

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