３学年は、６月２８日（水）～３０（金）に、２泊３日の修学旅行に行ってきました。
今年度は、４年ぶりの関東方面への旅行でした。北陸新幹線に乗り、東京駅で東海道新幹線に乗継いで、１日目の研修先である横浜市に向かいました。
新横浜ラーメン博物館で昼食をとった後、ブックオフグループの特例子会社「ビーアシスト株式会社瀬谷事業所」に行きました。
大きな倉庫の中で作業内容ごとに複数のチームに分かれ、店頭に並べるために商品のチェックをしているところを見学しました。各チームでの説明や誘導も、パートナースタッフと呼ばれる障害のある従業員の方が対応してくださいました。
みんなメモを取りながら真剣に話を聞きました。
見学後は、パートナースタッフの方々の体験談を聞いたり、質疑応答の時間を設定していただいたりしました。
働くこと、社会人として生活することなど、就職を間近に控えた生徒たちにとって、とても勉強になりました。
その後、「カップヌードルミュージアム横浜」に移動し、マイカップヌードル作りに挑戦。容器のデコレーションや具のセレクトを工夫して、世界に一つだけのオリジナルカップヌードルを作りました。
夕食は横浜中華街へ。夕食の時刻まで散策したり、買い物をしたりした後、「揚州飯店」で中華料理を円卓でいただきました。
円卓での食事が初めてだった生徒もいるようで、「これは、自動で回るんですか？」という質問も。大皿の料理をみんなで分け合って食べる、という貴重な経験を積みながら食事のマナーも学習し、どのテーブルもきれいに食べきりました。
１日目の夜は、「横浜桜木町ワシントンホテル」に宿泊しました。
今回の修学旅行、ホテルは２泊とも個室で、荷物の整理整頓、入浴、就寝起床と、全て個人の責任に任されていました。不安な生徒は同じフロアの教員に確認を依頼するなどして、それぞれ初日の疲れを取ることができました。
２日目の朝食はホテルのレストランでバイキング。友達とおしゃべりしながら、おいしくいただきました。
２日目の研修先は、「マクセルアクアパーク品川」です。品川プリンスホテルにある水族館で、職業講話を聞いたりバックヤードツアーを体験したりしました。普段入ることのない水族館の裏側を見学するとともに、職業の一つとして水族館で働く方の貴重なお話も聞くことができました。
また、後半観覧したイルカショーは、飼育員の方とイルカたちの息の合わせ方、音と光の演出が素晴らしく、見とれている間にイルカから大量の水をかけられた人もいました。
昼食は羽田空港第２ターミナルビルへ。事前に、インターネットを使ってクラスごとに調べておいた店を探して、富山では見かけることのないラッピングの飛行機を見ながら食べたり、東京ならではのお土産が並ぶ名店街で買い物をしたりしました。
その後はお台場へ移動。１時間足らずという限られた時間でしたが、ここでも、事前にクラスごとに調べておいた場所で記念写真を撮ったり、フジテレビのショップで買い物をしたりして、ここでしか撮れない写真、買えない物を堪能しました。
夕食は、東京湾サンセットクルーズでシンフォニーに乗船し、テーブルマナーを学びながらコース料理をいただきました。
テーブル上に置かれたナイフやフォークの多さに戸惑いつつも、使い方や順番を丁寧に教えていただきながら、おいしく食事をとることができました。
また、食後はシンフォニーのデッキに出て、海の風を感じながら、東京湾から見る風景を堪能することができました。
３日目は、まず東武伊勢崎線の電車に乗って「東京スカイツリー」へ行きました。スカイツリー自体はまだ営業前でしたが、記念にたくさん写真を撮りました。一般の方々と同乗の朝の電車も体験しました。普段、切符を使わない生徒たちは、自動改札の切符の動きに興味津々でした。
その後は浅草に戻って、観光客であふれる仲見世の散策へ。あいにくの雨模様でしたが、生徒たちは、家族や後輩、自分へのお土産を買ったり、浅草寺でおみくじを引いたりして、浅草の雰囲気を満喫しました。
昼食のあと、上野の「東京国立博物館」へ向かいました。事前にクラスごとに、パンフレットやインターネットを使って観覧したい建物を調べておいたため、効率よく見学することができました。
帰路は、上野駅から北陸新幹線に乗って、一路富山へ。自分の座席に落ち着いた途端、どの生徒も修学旅行のしおりを取り出して、自分のスマートフォンで撮影した写真を確認したり、友達に聞いたりしながら、見学先の感想や全体の感想を書くページにペンを走らせていました。事前学習を始めたときに聞いた「修学旅行は遊びではなく研修です」という話を、しっかりと実践していました。
３日間、暑い中での旅行となりましたが、予定どおりに活動し、全員元気に帰ってきました。
入学以来、新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、様々な行事が縮小されたり中止になったりしましたが、今年は５類への移行のタイミングに伴って関東方面への修学旅行を行うことができ、とてもよい思い出になったと思います。
旅行先でお世話になった方々、保護者の皆様に、感謝いたします。