９月１４日（木）、作業学習や部活動、施設や設備の見学を通して、本校の教育について理解を深め、小学校に在籍する児童の将来の進路選択に役立てていただくことを目的として、「学校説明会（小学校）」を行いました。

今回は、県東部の小学校、特別支援学校小学部から教員と保護者、合わせて３６名の参加がありました。

 

 

日程説明の後、５班に分かれて作業学習の参観と施設見学を行いました。
作業学習の参観では、５つの作業班を順にまわり、作業内容の説明の後、参加者の質問に答えました。

 

〇各作業班の紹介

＜食品加工班＞

衛生管理をしっかりと行い、干しりんごや米こうじ味噌等の加工技術の向上と調理器具を正しく安全に扱うことをねらい、作業に取り組んでいます。また、施設を衛生的に保つための知識や技能を身に付け、班員全員で協力して作業に取り組む大切さも学んでいます。

＜木材加工班＞

木材を使って様々な製品を作っています。木工機械・道具の名称や用途を知り、目的に応じて適切に使用するなど、安全にも気を付けて作業しています。また、使う人の気持ちを考えて、細かなところまで丁寧に仕上げるなど、仕事に対する責任感も大切にしています。

＜環境班＞

ダスターモップやポリッシャーなどの専門的な清掃用具の操作を覚え、安全で正確に作業を行うことを目標にしています。校内清掃だけでなく、除草や芝管理などの屋外環境整備、依頼を受けての会場設営にも取り組んでいます。友達と協力し、効率よい作業を心掛けています。

＜流通班＞

企業からの受託作業が中心で、実際の製品を取り扱っているため、正確・丁寧な作業を心掛けています。また、衛生管理に気を付けたり、会社から指定された納期を守ったりと、責任感をもって作業に取り組んでいます。

＜福祉班＞

介護の補助者として必要な基本的な知識、技能および態度を身に付けることを目標に、ベッドメイキングや着脱介助、車椅子操作の学習に取り組んでいます。また、障子貼りや洗濯等の家事作業にも取り組んでいます。

作業学習参観を終えた参加者からは、「生徒のみなさんが自発的にしっかり挨拶されていて素晴らしい」「どの生徒さんも礼儀正しくて驚いた」等の感想が聞かれました。
全体懇談会では、学校概要や対象としている生徒像について、また、小学校段階で身に付けておくべきことなど、将来の進路選択を踏まえ、今後必要な力についての話があり、参加者は熱心に耳を傾けておられました。
また、質疑応答でも入学検査や就職後の卒業生の生活等、様々な質問が寄せられ、活発な質疑応答となりました。

その後、希望者による個別相談と部活動見学が行われました。

参加者からは、「とてもたくさん気さくに教えていただき、嬉しかった」「校舎がきれい、モチベーションが高い」との感想をいただきました。

〇今後の予定

１０月１６日(月)午後（中学３年生対象）、１８日(水)午前（中学１年生対象）・午後（中学２年生対象）には、第２回学校見学会を行います。教科の授業の様子を参観していただく予定です。参加を希望される方は、在籍する学校を通じてお申し込みください。本校の締切りは９月２６日(火)です。