１２月１４日(木)に、株式会社ＭＧＧ　代表取締役社長　牧田　和樹 様をお迎えし、「働くこと」をテーマに富山経済同友会課外授業を行いました。
牧田社長は、はじめに「ファミリーレストランでおいしくないものが出てきたらどう思うか。」と問い掛け、「皆さんはいずれ社会人になる。お客さんがおいしいと言ってくれるような仕事をしなければならない。その対価として給料を得ることができる。」とし、「会社」「客」「社員」の関係を図で示してくださいました。そして、「相手の立場に立ち、人のために役に立つという気持ち（目的）をもって働くことが大切」と話されました。
さらに、「ただモップで拭けばよいという思いで行うだけでは、どれだけ働く時間を過ごしても成長することはない。どうしたら効率的にきれいにできるかという課題に対し、考え、工夫をし、解決できると嬉しくなる。」とモップを使って清掃をする実演を通して説明されました。また、「仕事を通して自分自身が成長する機会を与えられていることや、『働くこと＝成長』であることを忘れないことが大切である。」と、求められる役割に対して前向きな姿勢や積極的な気持ちで行動することが働く上で重要であると強調されました。
最後に、今後、社会人となる生徒に対し、「自分の立場でしか考えない人は、成長することはできない。自分のためではなく人の役に立つという目的をもつことで、自分の成長を実感でき、人生を豊かにすることができる。それが『働く』ということである。それを意識して頑張ってほしい。」と激励し、課外授業を締めくくられました。

生徒たちは経験に裏打ちされた言葉にとても感銘を受け、「自分が成長するために働きたい。」「自分で考えて努力することがすごく大切だと思った。」「自分もお客様のために働いて人として成長していきたい。」と決意を示した生徒もいました。
卒業後の夢に向かって、心に響いた言葉を忘れずに毎日を過ごしてほしいと思います。