６月２１日（火）、中学 1・２年生対象の学校見学会を開催しました。
県東部の中学校や特別支援学校から、中学生とその保護者の方、教職員の方、合わせて７４名の参加がありました。
はじめに本校校長からの挨拶の中で、本校は自立と就職を目指す学校であること、先日行った就業体験では、事業所からもよい評価をいただいていること等をお伝えし、この見学会を進路について話し合うきっかけにしてほしいとの話がありました。

日程説明の後、６班に分かれて、作業学習の参観や施設見学を行いました。各作業班では本校生徒が作業内容についての説明をし、参加者からの質問に答えました。

食品加工班

衛生面での配慮から、食品加工室へ入室する際には、身支度や消毒を徹底しています。毎回午後行っている、使用した調理器具や調理台等の洗浄を見学してもらいました。

木材加工班

ベンチ製作や創立 10 周年の記念品製作の様子を見ていただきました。生徒たちは安全に気を付け、大きな機械を扱って製材や製作を行っています。７月に行われる「アビリンピック」（障害者技能競技大会）に向け、課題の練習を行っている生徒もいました。

環境班

環境基礎班の 1 年生は、廊下・階段など各自の分担箇所を清掃します。環境班の２、３年生は、中庭の実習地で芝生の手入れを行っていました。暑い中でも、安全に気を付け、集中して作業していました。

流通班

午前中は、全員でプラスチック製品のバリ取り作業、午後からは、ガスメーターの分解、アメニティセットの袋詰め等、グループに分かれて行いました。どの作業も企業からお預かりしている製品なので、傷をつけないよう注意を払いながら作業に取り組んで います。

福祉班

午前中は、受託作業の「おむつたたみ」を行い、午後からは、「ベッドメイキング」や家事作業の「アイロン掛け」、「障子の張替え」などを行いました。ベッドメイキングはシーツにしわが寄らないよう、2 人組で声を掛け合いながら行います。

見学後は、保護者・教職員の方々と生徒に分かれ、全体説明会を行いました。保護者・教職員の方々には校長・教頭より、本校の学校概要や対象としている生徒像について、進路指導主事からは、本校の進路指導や事業所が求めている人物像等についてお話ししました。

生徒の皆さんには、作業学習参観の振り返りをしたのち、本校での学校生活について、画像を提示しながら説明しました。質問に元気よく手を挙げ、答えてくれる姿に、初々しさと自分の進路に対する前向きな気持ちを感じました。

また、個別相談を、中１の希望者の方と、中２は参加者全員の方と行いました。短い時間でしたが、「聞きたいことがしっかり聞けた。」等のご感想をいただきました。
また、部活動見学では天候にも恵まれ、暑い日ではありましたが元気に汗を流す生徒たちの様子を見ていただくことができました。部活動には多くの生徒たちが入部し、体を動かしたり、好きな活動に取り組んだりしています。

参加者の方からは、「挨拶がとても良かった。校内もきれいで、さすがだと思った。」「生徒さんの説明がとてもよかった。」との感想をいただきました。
次回、９月１５日（木）に、保護者・教職員を対象とした小学校向けの学校説明会を行います。
また、１０月１７日(月)午後（中学３年生対象）、１９日(水)午前（中学１年生対象）・午後（中学２年生対象）には、第２回学校見学会を行います。教科の授業の様子を参観していただく予定です。参加を希望される方は、在籍する学校を通じてお申し込みください。